アイゼンブッフ禅センター

これまでの記事から

 

家族の週末

 

 

 2012年4月13日から15日に子供をつれて泊りがけで参加する「家族の週末」が行われました。

それまで一度も普門寺に来たことがない配偶者と子供をつれて参加した参禅者が多く、赤ちゃんから12歳までの幅広い年齢の子供達とその親が集まりました。

 普門中川老師が禅堂で親子に坐禅と経行を教え、朝晩は全員で黙想。
14日には誰でも参加でき文化プログラムもある恒例の普門寺「春祭り」もありました。
 また12日から18日まで並行して作務レトリート(坐禅と作務等を組み合わせたコース)も行われており、今回の作務は境内の野菜畑を耕し種をまき苗を植え、豆のための竹の柵作りをすることが中心でしたが、親を中心に「家族の週末」の参加者もこの作務を行いました。

 サンガメンバーが準備した子供達だけの遊びのプログラムもあり、セミナーハウスはいつもと違う子供達の元気な声、笑い声、時には赤ちゃんの泣き声も混じり和気あいあいでした。

家族間でも良い交流ができたようで、今後もこうした集まりをもっと頻繁に行ってほしいという声があちこちであがりました。

そのためこの催しはそれ以降定期的に行われるようになりました。

 

 

 

僕の燃え尽き症候群と普門寺と。

 普門寺に来られているミラー氏がお寺に来るようになったいきさつと普門寺に対する思いをまとめてくださいました。

  • 「僕の燃え尽き症候群と普門寺と」 A.ミラー氏

 

尺八の横田鈴琥氏と長唄三味線の杵屋五三魅女史

尺八の横田鈴琥氏と長唄三味線の杵屋五三魅女史

「禅と日本伝統音楽」コンサート

 禅文化の布教に努める普門寺の趣旨に賛同してくださった音楽家の 方々が、2013年7月に8名ドイツにお越しくださいました。
人間国宝の尺八家青木鈴慕氏の後継者の重鎮である横田鈴琥(れいこ)氏、本年2月逝去された長唄三味線において人間国宝にあられた故杵屋五三郎氏門下の女流後継者の一人である杵屋五三魅(ごさみ)女史と門下の方々、同志の方々というドイツでは稀に見る豪華な組み合わせでした。

普門寺からミュンヘン日本人会と独日協会にも声をかけ、そちら2団体主催でのコンサートもそれぞれミュンヘンで行われました。

 是非多くの方々にこの演奏を聴いて頂きたく、7月23日に隣国オーストリアの ザルツブルクに近いトラウンシュタイン市で普門寺主催の「禅と日本伝統音楽」と命じたコンサートを行いました。
中川老師の 気迫に満ちた短い禅の講演の後、コンサートが始まり、二曲目には 老師も二尺三寸の尺八で師の横田先生と名曲「鹿の遠音」を吹奏されました。中でも横田鈴琥氏の「奥州薩慈」、そして長唄三味線皆様総出の「勧進帳」に拍手が沸きました。
約250人の聴衆の中にはトラウンシュタイン市の副市長もお越しくださり、大変な高評の中コンサートは幕を閉じました。
また、「久しぶりにいい話を聞かせてもらいました。」 と禅の講演への反応も好評でした。

公演のため自費でご来独下さい ました音楽家の皆様方に心より御礼申し上げます。

尺八: 横田鈴琥様、吉原理栄様    三味線: 杵屋五三魅様、杵屋五三都様、杵屋和久様
唄: 東音半田昌恵様、杵屋六響様、東音半田綾子様

 

 

 

宮崎禅師育英行学生奨学金

 普門寺には御開山であられる故宮崎奕保禅師からいただきました御遺金を基に設立された奨学金制度があります。

普門寺の講座の受講料を補助することで、志の高い人材の育成を目指しています。35歳以下の方が対象となります。

書類選考を通過すると、まず1週間通常の半額の料金でコースに参加でき、この審査期間をパスすれば、それ以降3週間から3ヶ月間のコースの残り全日程の参加費、その間の宿泊費、食費が無償となります。

この制度に関心がおありの方は普門寺までお問い合わせください。